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【石川県3市町版】被災・空き家の解体手順|公費解体の受付状況と費用の目安
2025年8月4日目次
- 志賀町・七尾市・加賀市の「いま」|制度・窓口の最新動向
- 解体費用の相場と内訳(石川県の実例ベース)
- 着工前の必須手続き|80㎡届出と石綿事前調査
- 地域別の実務ポイント
- 見積りと業者選定|“同条件化”でブレを無くす
- 解体工事の流れとスケジュール目安
- トラブル回避チェックリスト
- まとめ
- よくあるご質問
「被災して住めなくなった家をどうするか」「相続した実家が空き家のまま…」——志賀町・七尾市・加賀市でも、同じ悩みを抱える方が増えています。結論から言うと、いま必要なのは“制度の現状を押さえ、法定手続きを確実に踏み、複数見積りで総費用を見える化”することです。本記事では、2025年時点の公費解体・補助の受付状況や石川県の費用相場、**着工前の届出(80㎡/石綿)**まで、実務ベースで解説します。志賀町・七尾市・加賀市の「いま」|制度・窓口の最新動向

公費解体の受付状況(締切と自費償還)- 石川県のとりまとめでは、2025年9月1日時点で多くの市町が公費解体の申請期限を迎えており、志賀町・七尾市・加賀市はいずれも受付終了と案内されています(七尾市は自費解体の申請期限:2026年1月30日と記載)。まずは各市町の最新ページで確認しましょう。石川県公式サイト
- 志賀町は2025年6月30日で公費解体・自費解体の申請受付が終了(事情により困難な方は要相談)。鹿町ホームページ
- 七尾市の公費解体は2025年8月29日で受付終了。自費解体の償還は別途案内(申請様式や写真要件の記載あり)。七尾市公式ウェブサイト+1
- 加賀市は被災家屋の公費解体は県の一覧で受付終了とされますが、**危険空家の解体助成(一般制度)**が別にあります(後述)。石川県公式サイト
空き家解体の一般補助(加賀市の危険空家助成 ほか)
加賀市は、危険空家等の解体費用を工事費の2/5以内・上限50万円で助成(事前申請・解体業者による施工が条件)。加賀市+1
罹災証明・写真の取り方と注意点
公費/自費償還では、罹災証明(被災証明)の等級や被害写真の要件が重要。七尾市は写真添付の注意点や様式を公開しています。七尾市公式ウェブサイト
解体費用の相場と内訳(石川県の実例ベース)

構造別(木造・S造・RC)の坪単価目安- 木造:約3.8万円/坪(幅 約2.2〜6.1万円)
- 鉄骨造:約3.4万円/坪
- RC造:約8.4万円/坪(幅 約4.8〜12.0万円) の目安。規模・立地・搬出路・分別量で上下します。解体ガイド
アスベスト(石綿)がある場合の追加費用
- 規模によりますが、1㎡あたり約1.0〜8.5万円が相場の目安(面積が小さいほど単価は上がりやすい)。株式会社 信太商店 – 東京、千葉、埼玉、神奈川の金庫や産廃処理なら解体名人
付帯工事(外構・庭木・物置・井戸/浄化槽・地中障害)の見積り
- ブロック塀・土間・庭木・物置・井戸/浄化槽・地中ガラは別計上が一般的。
- 見積書は「本体」「付帯」「処分」「諸経費」を分けて比較することで、総額の“なぜ”が見えます。
着工前の必須手続き|80㎡届出と石綿事前調査

建設リサイクル法の届出(80㎡基準・提出先の考え方)- 解体工事で床面積の合計が80㎡以上は建設リサイクル法の届出が必須。石川県内自治体の案内でも同旨(例:金沢市)。提出先は建築規模・用途により市or県に分かれます。金沢市公式ホームページ
石綿(アスベスト)事前調査と結果報告の義務(電子報告/GビズID)
- 2022年4月1日以降着工の解体・改修工事は規模や請負金額に関わらず、事前調査と調査結果の報告が義務。2023年10月からは有資格者による調査が原則です。報告は石綿事前調査結果報告システム(GビズID必要)を使用します。都道府県労働局所在地一覧石川県公式サイト
- 記録の現場備付け・3年間保存などの要件も。環境省
掲示・記録保存・罰則リスクの基礎
地域別の実務ポイント

志賀町での進め方チェック(被災家屋対応の経緯)- 公費/自費の申請受付は2025年6月30日終了。該当しなかった・間に合わなかった場合は、一般の解体手順(80㎡届出・石綿報告)へ。困難事情がある方は役場へ相談余地あり。鹿町ホームページ
七尾市の自費解体・償還制度の要点
- 公費は2025/8/29で終了。自費解体の申請書式・写真要件・罹災証明の期限など、市のページの様式集で事前確認を。七尾市公式ウェブサイト+1
加賀市の危険空家助成の使い方
- 工事費の2/5・上限50万円。事前申請・所有者全員同意・解体業者施工など条件があるため、着工前に確認を。加賀市
見積りと業者選定|“同条件化”でブレを無くす

現地調査で伝えるべき7項目- 建物構造・延床面積・築年数 2) 付帯物(塀・土間・物置・樹木)
- 残置物の量 4) 搬出路の幅・電線・隣接状況 5) 井戸/浄化槽の有無
- アスベスト疑い箇所の有無(年代・部材) 7) 更地の仕上げ(砕石敷き等)
相見積りの比較表サンプル
- 本体工事費/付帯撤去費/処分費/養生・重機・搬出費/諸経費/法定手続費を横並びで比較。
- 「残置物の範囲」「地中障害の扱い」「アスベスト調査の要否と費用」は見積り条件に明記。
アスベスト資格・マニフェスト・再資源化体制の確認
- 建築物石綿含有建材調査者の在籍、石綿報告システム運用の実績、産廃マニフェスト発行、**分別解体(建リ法)**の方針を確認。ishiwata-houkoku.mhlw.go.jp金沢市公式ホームページ
解体工事の流れとスケジュール目安

- 近隣挨拶(騒音・粉じん計画の周知)
- 届出・報告(建リ法80㎡届出、石綿事前調査・報告)
- ライフライン停止(電気・ガス・水道・電話/光・プロパン)
- 養生(防音・防塵・飛散防止)
- 分別解体〜搬出(木・コンクリ・金属・アスファルト)
- 整地(砕石敷き等)→引渡し(写真・マニフェスト控え受領)
トラブル回避チェックリスト

- 契約前:見積りの内訳と適用条件/付帯・残置・地中障害の扱い/追加単価を明記
- 着工前:近隣説明の方法/届出受理日/石綿掲示/仮囲い・散水計画
- 完了前:整地範囲と仕上げ確認/マニフェスト控え/完了写真の枚数・視点
まとめ
志賀町・七尾市・加賀市での解体は、(1)最新の制度状況を確認 →(2)相見積りを“同条件”で比較 →(3)建リ法80㎡届出と石綿報告を確実に、が最短ルートです。とくにアスベスト対応と写真・書類は後戻りコストが大きいため、着工前の準備が成功の分かれ目です。迷ったら市町のページと担当窓口にあわせて相談し、法令を守る体制の業者と一緒に進めましょう。石川県公式サイト
よくあるご質問
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公費解体が終わっていても、支援は一切ありませんか?
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自費解体の償還や空き家一般の助成が残っていることがあります。七尾市は自費解体の様式や要件を公開、加賀市は**危険空家助成(上限50万円)**を実施。最新の市ページで要件と期限を確認しましょう。
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80㎡未満でも届出は不要ですか?
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建設リサイクル法の届出は80㎡以上が基準ですが、80㎡未満でも石綿の事前調査・報告は別枠で義務になる場合があります。両輪で判断してください。
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アスベストが出るとどのくらい費用が増えますか?
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目安として1㎡あたり約1.0〜8.5万円。面積が小さいほど単価は上がりやすい傾向です。早期に事前調査して、工法(除去・封じ込め・囲い込み)と届出を確定させるのがコスト抑制の近道です。
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見積りは何社取ればいい?同条件化のコツは?
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最低2〜3社。残置物の範囲・付帯撤去の内訳・アスベスト調査の要否・整地仕上げを同じ指示書で依頼すると、比較がブレません。
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写真はどの場面で必要?
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罹災証明の裏づけや自費償還申請、工事前後の記録で必要です。七尾市は写真の撮り方の注意を案内しています。着工前・着工中・完了後の3段階で撮ると安心です。